単語の暗記とは?
単語の覚え方については様々な方法が紹介されていて、そのどれもが正しい方法であると思います。しかし、肝心なのは、自分で「覚えた!」という確信を持てるようにすることでしょう。
では、「覚えた!」というのはどのような状態をいうのでしょうか??
英語が苦手な人であっても、すでに覚えている単語も数多くあることでしょう。例えば、「important」という単語を覚えている人にとっては、目にした瞬間に、「重要」という意味が出てくるはずです。この状態が、単語を「覚えた!」ということなのです。
単語の暗記ではこの状態になることを目指していきましょう。
単語の暗記は時間管理にあり!!
単語を覚えるときはしっかりと時間を決めて取り組みましょう。
通学中の電車内、休憩時間などなどのスキマ時間を使って覚えられる人もいますが、それでも覚えられない人はぜひ以下の方法を実践してみてください。
Step1: インプット時間 3分
10個の単語の暗記に使用する時間。
この3分の時間は、10個の単語だけに集中してください。
単語集であれば、左側に英単語、右側に日本語がいくつか書かれていて、そのメインの意味は赤い文字で、付属の赤いシートをかぶせれば消えるようになっています。
まずは、そのメインの意味を覚えるだけで構わないので、英語を見て日本語が出てくるように、1番目の単語から10番目の単語まで、3分間は何度も繰り返すようにしましょう。
Step2: アウトプット時間 1分
10個の単語の意味を書き出す時間。
先ほどインプットした単語を、紙とペンを使って手を動かして書き出す。
単語を目にした瞬間に意味が出てくることを目指すので、この制限時間は厳守。
実際に実践してみるとわかると思いますが、1分で10個の単語の意味を書き出そうとすると、丁寧な文字で書くと間に合いませんし、漢字を書こうとすると間に合いませんし、意味を思い出す時間もありません。
雑な字で構わないし、ひらがなで構わないので、必ず制限時間を守るようにしてください。
Step3: 答え合わせ 10~20秒
最後に答え合わせをして10個の暗記は終了となります。
赤ペンを使って、1個ずつ○をつけておきましょう。
赤○をつけることで自分の自信にもなります。
50個の単語覚える場合、このStep1~3を1セットとし、5セット行います。
Step4: 50個のインプット時間 15分
Step1の50個ヴァージョン。
1番目の単語から50番目の単語までの意味が出てくるまで繰り返しましょう。記憶に残りづらい単語もあると思うので、この15分間で定着させること。
Step5: 50個の単語のアウトプット時間 5分
step2の50個ヴァージョン。
ここでも制限時間は厳守。本当に覚えていれば、英単語を目にした瞬間にその意味を書いていくことができるはずなので、時間を要することはありません。
最後に、答え合わせをして終了。
意味が思い出せなかった単語には、単語集にチェックを入れておいて、それらの単語については、翌日以降のスキマ時間などにインプットしていくとよいでしょう。
<成功例多数>
毎年、私の講義内では1日に100~200個を、この暗記法で行ってきました。受講生徒100名で平均すると、Step1~3のテストでは95名以上が満点。Step5のテストにおいても90名以上が90%以上の得点率となっていました。
最後に
本当の意味での語彙力を身に着けるには、単語の1つの意味がわかるだけでは足りません。発音、強勢、綴り、派生語なども必要となります。
でも、暗記が苦手と思っている多くの人にとって不足しているのは、「覚えた!」という実感がないからではないでしょうか?
今回紹介した方法は誰でも実践できます。
まずは1日50個を目標にスタートしましょう!!
Good Luck
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